登録: 2020年 11月 18日
令和2年11月12日に「まつぶし公共交通Lab.」の第6回研究会が行われ、委員のみなさんが町長にプレゼンテーションを行いました。
「まつぶし公共交通Lab.」は、町の公共交通の現状を踏まえ、町民の方々とともに、持続可能な町の公共交通の今後の在り方を検討し、課題解決の方法を提案いただくことを目的に、令和2年2月に設置しました。
公募により選出された町民で構成する委員10名の方々にA及びBの2グループに分かれていただき、新型コロナウイルス感染防止対策として中断期間もありましたが、これまで5回会議を開催し、町の公共交通の課題の抽出から課題の解決方法まで討議を行ってきました。
委員の皆さんには毎回、非常に熱心に議論していただき、最終回ではこれまでの議論をもとに、グループごとに町の公共交通への提案として、町長へプレゼンテーションを行いました。
各グループとも、公共交通の「何が課題なのか?」、それを解決するために「どうすればよいのか?」について分かりやすくまとめていただき、非常に熱のこもったプレゼンテーションをしていただきました。
今後、町では、各グループからいただいた提案を参考に、町の実態に合った交通政策の施策を検討してまいります。
プレゼンテーションの概要
Aグループ
【町の公共交通の課題等】
→バスを利用して、容易に公共施設や病院、スーパーに行けない
→バス交通の空白地域(魚沼、築比地、金杉)がある
→高齢者、妊婦、乳幼児連れには、バス利用が困難
→高齢者バス・タクシー利用券の利用範囲の拡充
【課題解決の提案】
◎デマンド交通の導入
・タクシーを利用したドアtoドアに近い運行
・運行は町内のタクシー事業者に委託
・町内一律低料金で乗車可
◎高齢者タクシー利用券制度の拡充
・75歳以上から70歳以上へ
・運転免許保持者も対象
・交付枚数の増
Bグループ
【町の公共交通の課題等】
→北部のバス路線数が極めて少ない
→バス路線の再構築
→病院、買い物、役場等が点在し、バスの1度の利用で行けない
→南桜井駅~松伏町~越谷レイクタウン駅のバス路線構築
→バスの時間が読めない(朝夕の遅延)
→高齢者の足の確保の必要性
【課題解決の提案】
◎サイクル&バスライドの導入
・バス停まで遠い方でも、既定のバス路線を活用できるように、バス停に駐輪場の整備
・スーパーやコンビニなどの空きスペースを利用できれば(協力店)、施設の利用者増にも繋がる
◎北部と南部を繋ぐバス路線の整備
・町内に点在する病院、買い物、役場等へ直接行けるバス路線の構築
・北部の方の利便性向上と共に、スーパーや病院等の施設も利用者増が期待され、地域活性化に繋がる
◎バスアプリの導入
・バスの位置が把握できるアプリケーションを活用
・天候や交通事故等のバスの遅延によるバス利用者の不安を解消し、バスの既存利用者維持と新規利用者の促進に繋げる
◎高齢者タクシー利用券制度の拡充
・対象を75才以上から70才以上
・枚数を年間12枚から16枚へ
・更に必要な方は本人の7割負担により1回(1セット16枚)のみ追加購入可
プレゼンテーションの様子
全員で記念撮影
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